8日、ホンダウエルカムプラザ青山で、ホンダ『インサイト』のデザイントークショーが行なわれた。インテリアデザインリーダー樺山秀俊氏は、司会の河口まなぶ氏にデザインコンセプトについて質問されると、「乗って楽しい、ハイブリッドの未来感です!」と即答。
具体的には上下2段式になっているメーターに気を使ったと言う。これは、常時必要な情報と、そうでない情報を分離させるために行なった手段。樺山氏は「上下2段のメーターは、ホンダが理想としている形」と語った。
さらに、ドアのライニング(内張り)とラゲッジルームの構造にも気を使ったそうだ。ライニングの工夫によって室内空間を広げられたため、乗車時は『フィット』よりも肘掛けがしやすいそうだ。
また、ラゲッジルームのこだわりは、床下のサブトランクシステム。これは数本のペットボトルなどを入れておける小さな収納スペース。樺山氏は、「ペットボトルは運転中にゴロゴロ転がってしまいますから、サブトランクは便利です。些細なことかもしれませんが、こういったちょっとした部分に気を使わないと、みんなが使えるベーシックカーにはなり得ないと思います」と語った。