BMWは、3月3日から開催されているジュネーブモーターショーに『X3』のレスキュー車を出展。コンパクトボディと4WD、ディーゼルエンジンの組み合わせが高い機動性を発揮する。
BMWは市販車をベースに警察や消防向けの特殊車両を開発し、納入してきた実績がある。今回のX3にも、そのノウハウが生かされている。
ベースグレードはX3のディーゼル搭載車、『xドライブ20d』。2.0リットル直4ディーゼル(177ps、33.7kgm)を積む。トルクフルなディーゼルと前後トルク可変式4WDの組み合わせが、路面状況を問わず、高い走行性能を発揮する。
外観は専用デカール、ルーフの青色灯、サイレンなどが識別点。室内には荷物スペースとキャビンの間に強固な金属製ネットが装着されるほか、専用無線システムが採用される。また予備電源として、バッテリー1個が追加された。
このレスキュー仕様のX3は、X3の多様性を示す1台となる。