いすゞ自動車は11日、2009年3月期決算会見を都内のホテルで行った。その席上、細井行社長はGM向け売り掛け債権が100億円あることを明らかにした。
うち米国内分が約30億円で、主にイスズ・アメリカが納めている部品とのことだ。それについては、現在、米政府の債権保証支援策を申請しているところ。「まだ認可されているという話は聞いていない」(細井社長)。
いずれにしても、GMは今、バランスシートの改善策をはじめとしたリストラ策を検討している段階で、「はっきりしたことをいえる段階ではない」と細井社長。
いすゞはいまのところ、GM向けにリスクの軽減策を取っておらず、2010年3月期決算にもGM関係の数字は織り込んでいないそうだ。