ニュル最速記録更新を狙うスーパーカー…米国から8月デビュー

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ニュル最速記録更新を狙うスーパーカー…米国から8月デビュー
ニュル最速記録更新を狙うスーパーカー…米国から8月デビュー 全 7 枚 拡大写真

米国に本拠を置くデヴォンモーターワークス社は、『デヴォンGTX』の3Dレンダリングを公開した。同車は8月、ペブルビーチで正式発表されるが、7月にはドイツ・ニュルブルクリンクでタイムアタックを行い、市販車最速記録更新を目標に掲げている。

デヴォンモーターワークス社は、ルマン24時間や欧州FIA&GT2世界選手権などに参戦中のレーシングチーム。ラヴォンGTXはスウェーデン人デザイナーのダニエル・ポーラン氏が設計を担当した。

そのフォルムはアグレッシブでありながら、クラシック感覚と未来感覚を併せ持ったデザイン。前後フェンダー回りはボディと異なる色で仕上げられ、個性を発散している。

インテリアは「レスイズモア」をテーマに設計され、ブラック基調の中に置かれたホワイトのシフトレバーがレトロな雰囲気。シートはレザーのバケットタイプが奢られる。

デヴォンGTXのメカニズムは、一切公表されていない。しかし、デヴォンモーターワークス社は、クライスラーが売却する『ダッジバイパー』ブランドと生産工場の取得に名乗りを上げており、クライスラーに550万ドル(約5億3200万円)という最も高い買収額を提示。バイパーの売却先として最有力視されている。つまり、このデヴォンGTXは、バイパーのメカニズムをベースにしている可能性が高いのだ。

デヴォンGTXは、8月12日に開幕するペブルビーチコンクールドエレガンスで正式発表。それに先駆け7月、ドイツ・ニュルブルクリンクでタイムアタックを実施する。ドライバーには、レーシングドライバーやテレビレポーターとして活動するジャスティン・ベル氏を起用するという。

現在、ニュルの市販車最速ラップ記録は、シボレー『コルベットZR1』の7分26秒04。非公式記録としては、バイパー『SRT-10ACR』が7分22秒01という驚異的なタイムを叩き出している。

デヴォンGTXが仮にバイパーをベースにしているとすれば、コルベットはもちろん、バイパーの記録をも塗り替える実力を秘めているはず。7月のタイムアタックの結果が注目される。

《森脇稔》

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