ホンダは、空冷4ストローク単気筒110ccエンジンを新設計フレームに搭載したビジネスモデル『スーパーカブ110』を19日から発売する。
スーパーカブ110は、ビジネス用途で求められる、経済性と実用性を兼ね備えた国内専用モデルとして開発。デザインは、新世代のスーパーカブとして滑らかな曲面で構成した端正なスタイリングとした。
エンジンは、低フリクション技術を採用した空冷4ストローク単気筒110ccを搭載。電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)の採用などで、燃費は『スーパーカブ90』を上回る63.5km/リットル(60km/h定地走行テスト値)を達成。
クラッチシステムは、発進と変速にそれぞれ独立したクラッチ機構を備えた2段クラッチシステムを採用し、変速時のショックの軽減を図った。4速ミッションの採用によって、巡航時の快適性の向上も図っている。
車体は、新設計のバックボーンタイプのパイプフレームを採用し、剛性の向上に寄与するとともに、軽快な取り回しも実現したとしている。
エンジンの基本仕様は、グローバルモデルと統一を図りながら、海外生産拠点からも部品を調達する。生産は国内の熊本製作所でおこない、調達から生産まで高効率化を図ることで、低価格を実現したとしている。
価格は24万9900円で年間8000台の販売を目指す。