欧州レクサスは1日、『LS』のマイナーチェンジモデルを発表した。内外装のデザインを変更し、いっそうの高級感を訴求する。
現行LSは、2006年1月のデトロイトモーターショーで初公開。日本ではトヨタ『セルシオ』から、初めて世界共通の『レクサスLS』にネーミングが変わったモデルだ。当初、4.6リットルV8(385ps)を積む「LS460」のみの設定だったが、2007年5月に5.0リットルV8+モーター(トータル出力445ps)のハイブリッドシステムを搭載する「LS600h」「LS600hL」を追加した。
デビューから3年を経たマイナーチェンジは、内外装のリファインが中心。外観はバンパー、ヘッドランプ、グリル、アルミホイール、テールランプなどのデザインを見直した。ドアミラーにウインカーが組み込まれたのも新しい。また、LS460とハイブリッドのLS600h/LS600hLでは、従来よりも外観の差異化が図られている。
インテリアは、新デザインのシート採用や装備の充実などの改良を実施。レクサスの最上級サルーンにふさわしく、商品力に磨きがかけられた。
マイナーチェンジのハイライトといえそうなのが、日本仕様のLS460に用意されるスポーツグレード、「バージョンSZ」だろう。スポーツサスペンション、ブレンボ製ブレーキ、BBS製19インチアルミホイール、パドルシフト、専用グリルなどを装備したスポーツグレードになるという。
新しいレクサスLSは、15日に開幕するフランクフルトモーターショーで正式発表。メルセデスベンツ『Sクラス』やBMW『7シリーズ』など、世界の強豪に対抗していく。