米国トヨタ販売は、3日にラスベガスで開幕したSEMAショーで、サイオン『xB』(日本名:トヨタ『カローラルミオン』)のトラック仕様、『Brandon Leung』を初公開した。
カローラルミオンは、日本でも人気の高い5ドアハッチバックの小型トールワゴン。そのルミオンが、大胆にもピックアップトラックに変貌した。
トラックへの改造は、後席部分を廃止しつつホイールベースを延長し、荷台を設ける手法。ライトグリーンのボディカラー採用の効果もあって、バスタブのようなルックスを実現する。
ローダウンされたボディには20インチの巨大アルミホイールを装着。タイヤはトーヨー『プロクセス4』で215/30ZR20サイズを履く。フェンダーに取り付けられたミラーが、ご愛嬌だ。
足回りはTRD製のサスペンションやブレーキを採用。オーディオはパイオニア製のフルシステムを組む。インパネにも外装と同じライトグリーンが、アクセントとしてあしらわれた。エンジンは吸排気系を中心に、ライトチューンを受けている。
年に1度の米国チューニングカーの祭典、SEMAだからこそ許されるカスタマイズ。米国新車市場は低迷を続けているが、チューニング業界は活気にあふれているようだ。
SEMAとはスペシャル・エクイップメント・マニュファクチャラー・アソシエーションの略で、米国のアフターパーツメーカーの統括組織。毎年11月に開催されるSEMAショーは、日本のオートサロン、ドイツのエッセンショーと並んで、世界3大チューニングカーショーに位置づけられる。