米国トヨタ販売は1日、11月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は13万3700台で、前年同月比は11.5%増(季節調整済み)。3か月ぶりにプラスに転じた。
トヨタブランドの乗用車系では、ベストセラーセダンの『カムリ』が18%増の2万7385台、『カローラ』が9.2%増の2万1899台と増加。5月下旬にモデルチェンジした『プリウス』は、20.7%増の9617台と2か月連続のプラスを維持した。
1月に発売した新型クロスオーバー『ヴェンザ』は4140台と堅調。しかし、『ヤリス』(日本名:『ヴィッツ』/『ベルタ』)は、前年同月比14.9%減の3557台と不振が続く。
トヨタブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、『RAV4』が前年同月比35.1%増の1万1512台と、2か月続けてのプラス。モデル末期のミニバン『シエナ』も、32.3%増の7488台と久しぶりに前年実績をクリアした。
レクサスブランドでは、新型を2月に投入した『RX』が7923台を販売し、前年同月比は47.2%増と大きく伸びた。『IS』も12.7%増の2851台と3か月連続で増加。マイナーチェンジ直前の『ES』も8.5%増の4110台と売れている。
8月に投入された新型ハイブリッドセダン、『HS250h』は1407台を販売。レクサスブランド単体では、前年同月比24%増の1万8500台と、トヨタブランドの9.8%増/11万5200台よりも伸び率は大きい。
サイオンブランドでは、『xB』(日本名:『カローラルミオン』)が前年同月比30%減の1392台、『xD』(日本名:『イスト』)が35.5%減の822台と、立ち直りの兆しが見えない。
ハイブリッド車の販売は、前年同月比26.4%増の1万4473台と好調。トヨタブランドは1万1804台、レクサスブランドは2669台を販売しており、トヨタの米国販売における強みとなっている。