モリスピードの住鉱、「オングス」でオイル添加剤に再参入

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モータリゼーション発達期に大ヒットしたモリブデン系オイル添加剤「モリスピード」を販売してきた住鉱潤滑剤株式会社は、今月より新ブランド「オングス」で同市場に再参入し年間50万本の販売を目指す。

同社戸部健次社長は、再参入の理由として「500万台を割るような日本の自動車市場において、長くクルマを使いたい人々の増加など様々な市場の要求が生まれてきた」という外部要因と、「当社黎明期にはモリスピードという商品で日本のモータリゼーションを支えた。もう一度創業時に立ち返り潤滑剤の総合メーカーとして、工業用だけでなく民生用市場も力を入れようという社内の声に応えた」という内部要因を挙げた。

「オングス」の由来はオングストローム。「ナノの10分の1の単位であり、当社が持つ微小領域での吸着技術をイメージさせる名称」(戸部社長)として、経年車向けの「オングスリバース」、ミニバンやSUV、軽自動車などのパワー不足を補う「オングスアシスト」、走りにこだわるドライバー向けの「オングスオーバーテイク」、高級車やオーディオにこだわるドライバー向けの「オングスクワイエ」の4つのバージョンを用意した。

「日本でのオイル添加剤の市場は30 - 40社が割拠しており年間150万 - 200万本の市場。オングスでは20万 - 30万本を取りに行きたい」と語るのは東京支店の大越和志主任。その他アジア市場への進出を含めて年間50万本を「短期の勝負」(戸部社長)で取りに行く。

「住鉱のブランドを大切にしたい」としつつも、「主に海外向けOEMも検討してゆく」(戸部社長)と抱負を語った。

《三浦和也》

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