スウェーデンのケーニグセグ(Koenigsegg)社は、2日に開幕するジュネーブモーターショーで、新型スーパーカー、『アゲーラ』(AGERA)を公開する。
ケーニグセグ社は1996年、『CC』を発表し、スーパーカーメーカーの仲間入りを果たした。2006年にデビューした『CCX』は、4.7リットルV型8気筒ツインターボ(806ps)を搭載。0-100km/h加速3.2秒、最高速395km/hという世界最高峰の性能を発揮する。E85バイオエタノール燃料対応の『CCXR』では、その最大出力は1018psに到達。また同社は昨年、サーブの買収に名乗りを上げたことでも知られる。
そんなケーニグセグ社が、CC発売15周年を記念して開発した新型スーパーカーがアゲーラだ。エクステリアは、CCXのキープコンセプトだが、さらにワイド&ローとなり、エアロダイナミクス性能も追求。CCX同様にルーフは脱着式で、ボンネット内に収納できる。
ミッドシップに置かれる4.7リットルV型8気筒ツインターボエンジンは、CCXからさらにパワーアップ。最大出力910ps、最大トルク112kgmを引き出す。102kgmのトルクを2680 - 6100rpmのワイドな領域で、発生し続ける特性だ。
アルミやカーボンファイバーを多用したボディ&シャシーにより、車両重量は1290kgに抑えられた。この結果、アゲーラは0-100km/h加速3.1秒、最高速395km/hオーバーという驚異的なパフォーマンスをマークする。
インテリアはカーボンファイバー製のセンターコンソールが特徴。新型インフォメーションディスプレイには、Gフォースメーター、パワーメーター、ラップタイマーなどの機能が付く。
アゲーラはジュネーブモーターショーでの公開後、オーダー受け付けを開始。数年以内に、少量を生産する計画だ。