26日に開幕した「東京モーターサイクルショー2010」の会場で、米国・VECTRIX(ベクトリックス)社製の大型電動スクーター『VX-1』が発表された。正規輸入販売元は愛知県を中心に多くの輸入車正規ディーラーを運営するホワイトハウス(代表取締役:木村文夫)。
VX-1は、車体底部に容量3.7kWhのニッケル水素バッテリーを搭載し、リヤホイールと一体化されたインホイールモーターを駆動して走行する大型スクーター。最大出力は28hp、最高速度は100km/hで、航続距離はバッテリー満充電状態で約88km(48km/h定地走行時)となっている。またハンドル右側のスロットルグリップを前方に回すことで、モーターの抵抗によるブレーキングと電力の回生を行うこともできる。
車体には充電用コンセントと充電器が装備され、家庭用コンセント(100V、200V)や公共の充電スタンド等で充電が可能だ。AT限定普通以上の免許で運転でき、車両本体価格は130万円となっている。販売は2010年中を予定している。