ポルシェは21日、米国ジョージア州アトランタにおいて、歴代ポルシェ車100台以上による大パレードを行った。その映像が、動画共有サイトで公開されている。
このパレードは、アトランタ芸術博物館で開催される特別自動車展を記念して行われた。特別展のハイライトが、1939年式ポルシェ『タイプ64』である。
タイプ64は、1939年の長距離レース、「ベルリン - ローマ」に参戦するために、ポルシェが製作したレーシングカー。フォルクスワーゲン『タイプ60』をベースに、美しいシルバーボディを載せたマシンで、現在のポルシェスポーツの原点に位置づけられる。
このタイプ64はドイツのポルシェ博物館に収蔵されており、門外不出の貴重な1台。しかし、今回初めて博物館を飛び出し、米国アトランタ芸術博物館で3か月間、特別に披露される運びとなった。
このタイプ64の米国初展示に合わせて、ポルシェとポルシェクラブオブアメリカは、アトランタ州政府公館から博物館までの大パレードを企画。歴代『911』やスーパースポーツの『カレラGT』など、総勢100台以上が行進する壮観な映像は、動画共有サイトで見ることができる。