川崎重工業は、インドに二輪車の輸入・販売を行う現地法人「インディア・カワサキ・モータース」(IKM)を設立する。
IKMは、資本金は5000万ルピー(約1億円)。主に250cc以上のスーパースポーツ、スポーツ、クルーザーなどのモデルを輸入・販売する。2010年には約1000台の販売を見込んでいる。
川崎重工は1984年からインドのバジャージ・オート(Bajaj Auto:BAL)と技術援助契約を結び、BALが二輪車の生産・販売を展開してきた。今回、新たに設立したIKMはコンプリートノックダウン車をBALのチャカン工場に生産を委託するとともに、完成車として輸入してBAL直営のプロバイキングショップで販売する。
インド二輪車市場は、2009年に約780万台と中国に次ぐ規模にまで成長した。経済の発展に伴って今後は201cc以上の中・大型クラスの市場拡大が見込まれるため、川崎重工は中・大型二輪車の販売で、インド市場に本格参入する。