三菱自動車は6月、ミニバン『デリカD:5』に一部改良を施した。現行デリカD:5は2007年1月に発売。SUVの走行性能とスタイル、ミニバンの使い勝手を両立したモデルで、月販台数は約1000台と『コルト』と並ぶ同社の主力車種だ。市場の要望に応え、装備を充実することで販売拡大をめざす。
今回の一部改良では、エントリーグレードの「M」に助手席側電動スライドドアを、また最量販グレードの「Gパワーパッケージ」に運転席側電動スライドドアを標準装備した。
上級グレードの「Gプレミアム」では、標準装備される7インチワイドディスプレイHDDナビ「MMCS」に、地上デジタルTVチューナーを搭載。USBやBluetoothで接続された外部機器を車両側から操作できるリンクシステムを採用している。
また、液晶モニターで車両の周辺情報を確認できるマルチアラウンドモニター装着車については、車両左前部のサイドアンダーミラーを廃止することで、よりスマートなエクステリアを手に入れた。
後進時の連動機能を搭載したアクティブコーナリングライトや、急ブレーキ時に踏力をサポートするブレーキアシスト機能のシステム改良など、安全性を向上させているのも今回の改良のポイントとなっている。