ホンダが『インサイト』、『CR-Z』、『フィットHV』に続くハイブリッド車として、ミニバンの発売を計画しているようだ。
米国の自動車メディア『Inside Line』(バイヤーズガイドの『Edminds』が運営)が27日に報道したところによると、ホンダは24日、米国特許庁に新型車のドローイングを意匠登録。ドローイングとは実車のボディラインを忠実に描き出した図で、正面、真横、俯瞰など、あらゆるアングルから描かれる。自動車メーカーは、あらかじめ発表前にこうした図版を意匠登録することで、コピー車の出現を防ぐのである。
ホンダが今回、米国で意匠登録したドローイングは、2009年10月の東京モーターショーに出品したハイブリッドミニバンのコンセプトカー、『スカイデッキ』そのもの。同車はインサイトをベースに、3列シート・6名乗りのミニバンを提案したモデルだった。
スカイデッキのボディサイズは、全長4620×全幅1750×全高1500mm、ホイールベース2885mm。インサイト比で230mm長い車体と、全高1500mmという、ミニバンとしては低いシルエットが特徴だ。
ホンダが東京モーターショーでの初公開から10か月を経たこのタイミングで、スカイデッキを意匠登録したのは、市販に向けて動き出した証とも受け取れる。同メディアは、「ホンダはCR-Zの4ドア版として、ハイブリッドミニバンの米国発売を計画しているようだ」と報じている。