日産自動車は、30日に開幕したパリモーターショーにおいて、新しいEVコンセプト、『タウンポッド』を初公開した。
タウンポッドは、小型のトールワゴンボディを採用したEVコンセプト。リアドアは逆ヒンジで開閉する「観音開き」方式で、テールゲートも同じ方式で開くなど、ユニークなアプローチを見せる。
インテリアは、未来感覚にあふれたデザイン。操作系や各種情報表示は、インパネ中央の2つのディスプレイに集約された。シフトレバーはジョイスティック方式を採用。コンパクトボディだが、室内空間は広そうだ。
また、ダッシュボードには、「パック」と呼ばれるアイデアを導入。これはゴム製ボールがスライドし、カップホルダーや携帯電話ホルダー、ハンドバッグ掛けなどとして利用できるというものである。
EVパワートレインに関しては、公表されていない。そこから判断して、タウンポッドはデザインスタディ的要素の強いモデルといえる。次期『キューブ』を示唆したコンセプトカーと考えることもできそうだ。