三菱自動車は10月6日、水島製作所で電気自動車『i-MiEV』の欧州仕様車とPSAプジョー・シトロエンにOEM(相手先ブランドによる生産)供給するプジョー『iOn』、シトロエン『C-ZERO』の生産を開始したと発表した。
同社は昨年から日本国内向け仕様のi-MiEVの生産・販売しており、今回、欧州仕様モデルの本格輸出を開始することを発表した。今年度はPSA向けも合わせ5000台の欧州向け車両を生産する計画。
益子社長は水島製作所での欧州向け仕様生産開始の式典で、「電気自動車のグローバル展開を図るため、欧州に向けて量産を開始する。これは自動車業界にとって大きなステップであると同時に、欧州での新しい電気自動車社会が始まることを意味する」と述べた。
欧州仕様車は、前後バンパーのデザインを変更し、安全性と安定感を高めたほか、内装ではインストルメントパネル中央部を変更し、居住性を改良している。