川崎重工業は、スポーツモデル『W800』を2011年2月1日に発売する。
W800は、45年間続くカワサキのWシリーズ伝統の「バーチカルツイン」を継承したロングストロークの空冷4ストローク並列2気筒SOHC4バルブ773ccエンジンを搭載。360度クランク方式や重めのフライホイールを採用する。最大トルクは毎分2500回転で発生し、中低速回転域での力強さと扱いやすさが特長。燃料供給にはフューエルインジェクションを採用し、高度な空燃比制御で国内の新排出ガス規制に適合する。
車体は、メインフレームに50mm角断面パイプ、ダウンチューブとシートフレームに丸パイプを用いたトラディショナルなデザインのダブルクレードルフレームを採用する。インナーチューブやシール部分を保護するフォークブーツを装着したクラシカルなスタイリングのフロントサスペンションなどとの組み合わせで軽快で扱いやすいハンドリングを実現した。クロームメッキ仕上げのエンブレムや小振りの燃料タンク、深いタックロールが入ったシートなど、シンプルながらエレガントなデザインを目指した。
フロントフェンダーをはじめとする車体各部にはメタルパーツを多用し、クロームメッキやポリッシュによる表面仕上げにより、高い質感と深い艶、輝きを実現した。
価格は85万円。
エンジンや外装パーツなど各部をブラック仕上げとし、ゴールドカラーのホイールを装着する特別仕様「W800スペシャル・エディション」も設定。価格は3万円高の88万円。