“集合知メディア”、デジタル機器・コスメ・食材の購買行動に影響力

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デジタル機器購買者の購買意思決定 デジタル機器購買者の購買意思決定
デジタル機器購買者の購買意思決定 デジタル機器購買者の購買意思決定 全 5 枚 拡大写真

 サイバー・コミュニケーションズ(cci)は17日、ソーシャルメディア(集合知メディア)が購買行動に与える影響度について、自主調査を実施した結果を発表した。

 調査期間は2010年12月17日~2010年12月20日で、最近1か月間にデジタル機器を購入した20~49歳の男女300サンプル、最近3か月間に新商品の化粧品を購入した20~49歳の女性300サンプル、1週間に1回以上料理サイトを見ている20~49歳の女性500サンプルから回答を得た。とくにソーシャルメディアのなかでも、「価格.com」「@cosme」「クックパッド」「Wikipedia」「はてな」等のようにユーザーが商品や興味のあることにレビューを残し知見を溜めることができるメディアを「集合知メディア」と定義し、焦点を当てて調査されている。

 まずこの調査の結果、生活者の購買決定においてソーシャルメディアのうちでも、「集合知メディア」では「認知/興味喚起/比較・検討/購入/情報の共有」といった5つの意識段階において、従来の広告メディアと比較し、調査対象の商品ジャンル(デジタル機器、コスメ、食材)で大きな影響を与えていることが判明したという。

 まず、デジタル機器購買者の購買意思決定について調査したところ、商品を購入した人のうち、53.6%が商品購入前に「価格.com」と接触。5つの意識段階において、比較サイトが「情報の共有」以外の5段階でもっとも影響力を持っていた。また再利用意向も99.4%と高い数字を保った。

 続いて、化粧品購買者の購入意思決定について調査。化粧品はリピート購入の場合は広告メディアの影響を受けず「指名買い」することが考えられるため、調査対象者の条件を、最近3ヵ月間に新商品の化粧品を購入した女性に絞った。その結果、23.6%が商品購入前に「@cosme」と接触。5つの意識段階において、クチコミサイトでは「比較検討」でもっとも影響力を持っており、そのほか4つの項目でもすべて2位になるなど、やはり高い影響力を持っていることが明らかとなった。クチコミを上回ったのは、主にTV広告だった。

 そして、料理サイト利用者に関する調査では、料理サイトを利用する91.0%の女性は、クックパッドを利用し、クックパッドで紹介されているレシピを見て、食材や料理器具の購入意向が高まる傾向があることが明らかとなっている。

 cciでは、大規模SNSやブログを“交流型情報発信”、集合知メディアを“目的型情報収集”と分類し、生活者は目的に応じてソーシャルメディアを活溌に利用しているとレポートを結んでいる。

“集合知メディア”、デジタル機器・コスメ・食材の購買行動に強い影響力……cci調べ

《冨岡晶@RBBTODAY》

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