EV急速充電器、12年度末までに東京30か所に設置…東京都道路整備保全公社

エコカー EV
普通充電器(左)と急速充電器(右)
普通充電器(左)と急速充電器(右) 全 6 枚 拡大写真

オリックス自動車は3月1日より都内5か所で電気自動車(EV)を活用したカーシェアリングを開始する。28日に行われた発表会見には、カーシェアリングで協力する東京都道路整備保全公社の有留武司理事長が出席、東京都でのEV普及計画について述べた。

東京都道路整備保全公社では、現在都内5か所の駐車場に急速充電器を設置している。このほかにも官公庁などに設置されている充電器はあるが利用時間に制限がある箇所も多い。有留氏は、「弊社の充電設備は、24時間、誰でも利用する事ができるという点が最大の売り」だと語る。

今後は、2012年度末までに都内30か所への急速充電器の整備をすすめる。これは、環境省が推進する「EV・PHV普及促進プロジェクト」の中で掲げる充電インフラ計画(2013年までに急速充電器80基を設置)の約4割にあたる。

有留氏は、「EV普及には、急速充電器だけでなく普通充電器も含めた充電のネットワーク構築が重要。スーパーや大型店舗などにも普通充電器が設置され始めている。急速充電器の設置を“はずみ”に、導入コストも低い普通充電器の数を増やしていくことができれば」と抱負を述べた。

カーシェアリングステーションの展開については、今回の事業の成果や需要を見て検討する。

また、今回カーシェアリングで導入する日産『リーフ』について同氏は、「初の乗用量産EVとして、EV普及への貢献にとても期待している。リーフはこれまでのEVと比べても実用的で、デザインも良い。これまではハイブリッド車からPHV、そしてEVへという流れを想定していたが、一気にEVに、ということも大いに考えられる」と語った。

《宮崎壮人》

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