フォルクスワーゲンは2月28日、ジュネーブモーターショー開幕前夜のプレスイベントにおいて、コンセプトカーの『テックス(TEX)』を初公開した。
テックスは、フォルクスワーゲングループの傘下入りを果たしたイタルデザイン・ジウジアーロが手がけた小型2ドアクーペのスタディモデル。全長は4mを切るコンパクトさだが、『シロッコ』のようなスポーティなルックスが目を引く。全幅は1750mm、全高は1355mmだ。
パワートレインは、「ツインドライブ」と呼ばれるプラグインハイブリッド。そのシステムは、1.4リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンに、最大出力116psを引き出すモーターを組み合わせたものだ。エンジンとモーターを合わせて、40.8kgmもの最大トルクを獲得する。
トランスミッションは、パドルシフト付きの7速ダイレクトシフト。テックスは0‐100km/h加速6秒、最高速220km/hのパフォーマンスを実現する。EVモードでは、最大35kmのゼロエミッション走行が可能だ。
テックスは、フォルクスワーゲンの次世代Aセグメント車の提案。市販に関しては公表されていないが、2018年前後と見られている。