【新聞ウォッチ】東日本大地震…錯綜する“怪情報”で大混乱

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2011年3月14日付

●計画停電きょうから、東日本巨大地震、5グループ各3〜6時間、東電 鉄道本数減、断水も(読売・1面)

●M7余震3日内にも、気象庁、70%「警戒を」(読売・4面)

●ガソリン・食材・オムツ、首都圏も手不足に(読売・8面)

●「死者は万人単位」宮城県知事、見通し、M9.0に修正(朝日・1面)

●停電止まる経済、ものづくり直撃(朝日・2面)

●放射性物質県外に、福島第1原発、3号機も爆発可能性(毎日・1面)

●世界から支援の手、88カ国・地域が準備(毎日・5面)

●マツダも操業停止、自動車各社影響長引く(毎日・5面)

●日本の安全無力 原発立地見直し急務(東京・3面)

●節電、戸惑う産業界、鉄鋼・自動車など対応(東京・5面)

●計画停電4月末まで(日経・1面)

●株安・円高同時進行か、金融庁、空売り監視を強化(日経・4面)

●東電不手際補混乱に拍車、停電エリア資料間違い、ホームページもパンク(日経・17面)

ひとくちコメント

時間が経過するにつれて被害の甚大さが計り知れないほど拡大していく東日本巨大地震。3月11日午後2時46分、巨大地震が発生すると、NHKばかりでなく民放のテレビ各局もコマーシャルを流さずに、被災地の被害状況をリアルタイムに伝えていた。

最大10mを超える大津波が襲い、石油コンビナートなどで大火災も多発した。震源の三陸沖の岩手県、宮城県や福島県などでは漁船、コンテナ、住宅家屋、トラック、そして、乗用車が幾台も濁流にのみ込まれていく。仙台空港周辺では、枯れ木とともに多くの乗用車、軽飛行機までが津波によってあっけなくのみ込まれた。まさかの福島原発の爆発事故も起こった。

茨城県の日立港では日産自動車のインフィニティなどの輸出車両が炎上し、黒こげになったまま放置されるというショッキングな映像も次々と流れた。

新聞各紙は翌12日の朝刊から「特別紙面」の編集体制を編成し、読売、朝日、毎日の3紙は、13日の日曜日でも「特別夕刊」を発行するなど、総力をあげて地震関連情報を伝えている。引き続き正確に情報提供をお願いしたい。

マグニチュード9.0という「1000年に1度」ともいわれる巨大地震が発生し、被災を受けなかった人でも電力などのライフラインは止まり、鉄道各線も運休が続出している。落ち着いた態度で対応するのもなかなか難しいが、まずは、情報を提供する側も、その情報を受ける側も、慌てずに「今、自分は何をやるべきなのか」と、もう一度、胸に手を当てて深呼吸をしながらな冷静に判断して欲しいものである。

そんな中、東京電力では福島原発の停止に伴い、14日朝から地域ごとに5グループに分けて「計画停電」を実施することを発表したが、今朝になって急きょ午前6時20分から午前10時まで予定されていた第1グループの実施を一時取り止めると発表。その後、今度は「突然、停電する」こともあり得るとも修正していた。

午前10時以降に実施する第2グループ以降についても、直前までの電力供給量の状況をみてから判断を下すという。

今、私たちがやれることは「計画停電」を実施するしないにかかわらず、不要不急な行動を控えて「節電」を心掛けなくてはならないことだろう。

《福田俊之》

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