防衛省は20日、福島第一原発の1号炉から6号炉までの温度を測定した赤外線サーモグラフィ装置の画像を公開した。画像は20日13時8分から13時42分までの間、高度約900mから撮影されたもの。
結果は、19日の調査とほぼ同じく、使用済み核燃料プール部分の温度は、全て100度未満となり、原子力安全保安院からは「プールには水は入っている」との指摘があったとしている。
次回の計測は23日の予定。
福島第1原子力発電所における温度測定結果
●第1号炉:58度
●第2号炉:35度
●第3号炉
使用済燃料貯蔵プール上:62度
格納容器上:128度
●第4号炉:42度
●第5号炉:24度
●第6号炉の一部:25度
計測条件
●計測日時:3月20日13時08分〜13時42分
●天候:曇り
●気温:10度(福島県相馬市、13時)
●高度:約3000ft(約900m)
●使用ヘリ:CH-47(陸自第1ヘリコプター団)
●使用機材:NEC/Avio 赤外線サーモグラフィ装置他
●撮影範囲:約87m×約65m(@3000ft)