一般車両にも開放され、被災地へ向かおうとするクルマで混雑する東北自動車道。気になるのは「サービスエリア(SA)で給油できるのか?」ということだ。一時期は緊急車両以外は給油できない場所が多かったが、今では一般車も給油可能となっている。
どこのSAも普段とは進入経路が異なっており、警備員が誘導を行っている。車列対策で駐車スペース内に迂回路を設定しているところもある。
給油待ちの車列はどこも長めだが、車列が確認できる状態であればまだ良い方だ。「朝のピーク時や週末はサービスエリアの駐車スペースが給油待ちのクルマで埋め尽くされ、1時間以上お待たせすることもある」とスタンドのスタッフは説明する。
ただ、ピークを外すことができれば、それほど待たずに給油できる。関東エリアに近いほどこの傾向が強いが、東北エリアへに近づくにつれて混雑がひどくなり、国見SAでは進入路の入口付近まで続く長い列に加え、一般車両には2000円までの制限が付くようになった。
価格は3月29日現在でレギュラーが1リットルあたり151円、ハイオクが同162円、軽油が同131円。ハイオクの在庫が薄いスタンドもあるので注意が必要だ。価格は震災前と比較して二段ほど上昇しているという。
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