マセラティが現在開発中のミドルサルーン。『クアトロポルテ』の下に位置づけられる同車の内容が、少しずつ明らかになりつつある。
これは16日、米国の自動車メディア、『CAR AND DRIVER』が、マセラティの2014年までの新車計画をスクープした記事の中で判明したもの。同メディアによると、マセラティのミドルサルーンはピニンファリーナがデザインし、主に中国の顧客をターゲットにしたモデルになるという。
注目すべきはパワートレイン。マセラティの親会社、フィアット製のV型6気筒ターボディーゼルとともに、クライスラー製の「ペンタスター」と呼ばれる3.6リットルV型6気筒ガソリンエンジンが用意されるとのことだ。
このエンジンは、ターボチャージャーで過給されると同時に、フィアットの「マルチエア」技術を導入。最大出力は400psレベルを引き出すという。
同メディアは、「登場時期は2013年」とレポート。BMW『5シリーズ』やメルセデスベンツ『Eクラス』が、最大のライバルになると見られる。