日産自動車の田川丈二執行役員は23日の業績予想発表の席上、国内工場での生産増に対処するため、8月以降も新たに「1000人規模の期間従業員の採用が必要」との見通しを明らかにした。
日産の期間従業員は7月までに200人が増員され、1400人となる見込み。それでも生産要員が不足しており、8月以降も増員を図る。今年度下期までには約2400人となる見込みだ。
田川執行役員によると、日産の国内生産は東日本大震災からの復旧が早く、5月には若干だが前年実績を上回るところまで回復したという。今期(2012年3月期)の国内生産は、海外販売の好調もあって前期を8%上回る115万5000台を計画している。
木・金曜日への休日シフトが始まる7月には、東京電力管内では追浜工場で1日だけの休日操業も予定している。