アストンマーチンの新型『ヴィラージュ』が6月30日、日本での販売を開始した。同日都内で顧客を招いた発表イベントが行われた。ヴィラージュはかつて1988年に発表、1996年まで販売されていた大型のラグジュアリーGTカー。15年ぶりにその名前が復活した。
『DBS』と『DB9』の間を埋めるモデルで、DBSのハイパフォーマンスな走行性能とDB9譲りのエレガントなデザインを両立した。497psの6リットル・V12エンジンを搭載。1500回転から最大トルク570Nmの80%を発揮する。
DBSにも装備されるアダプティブ・ダンピング・システムを標準装備。走行中に常に最適なサスペンションのセッティングをおこなう。また、大出力のパワーを受け止めるブレーキはカーボンセラミックディスクを採用した。
デザインは、アストンマーチンらしい流麗なクーペスタイルとしながら、より幅広になったフロントアンダーグリル、ボンネットのエアアウトレット、LEDを配列したヘッドライトといったアクセントが個性を主張する。筋肉質な大きく張り出したリアセクションもヴィラージュの大きな特徴だ。
インテリアでは、シートなど各所に散りばめられたピンストライプがエレガントさを演出。センターコンソールのスイッチはガラス製とし、宝石のような高級感を実現したとしている。
クーペと、オープンタイプのヴォランテを設定。価格はクーペが2299万5000円、ヴォランテが2509万5000円。