光岡自動車は7月7日、オリジナルの3輪電気自動車『雷駆T3(ライクT3)』を発表。同社の光岡進会長は、同EVがビジネスとして成立する採算ラインとして年間1000台との数字を示した。
今回公表されたライクT3のスペックは暫定のもので、年間1000台との数字もリチウムイオンバッテリーを採用した場合のもの。今後、開始される実証実験で得られる利用者からの声により、詳細な仕様は決定される。
同EVでは補助金適用後の実質負担額で100万円を切ることを目指しているが、光岡会長は「このEVも補助金を活用することになるが、リチウムイオンバッテリーの価格がまだまだ高く、まとまった台数でないと値段を下げることが難しい」。
「鉛バッテリーでは性能も低く、補助金もリチウムイオンバッテリーのような新しい電池でないと適用されない。やはり、将来性のあるリチウムイオンバッテリーでやっていきたい」と、同EVをリチウムイオンバッテリーで成立させたい考えを示した。