東京工業大学の世界文明センターでは、小・中学生を対象とした「夏休みサイエンス・クラブ2011」を8月3日・4日、23日の3日間開催する。
世界文明センターは、2006年に東京工業大学に設立された組織。戦後一貫して芸術、人文社会科学の教育に力を入れてきた同大学の伝統をふまえ、芸術や人文学の新たな息吹を先端的な科学研究の場に吹き込むことを任務としているという。
「夏休みサイエンス・クラブ」は、同センターが小中学生向けに行う特別講座。算数・数学は、同センターフェローの桜井進氏を講師に、数の世界の不思議を冒険する「インド式算数」の授業を行う。国語は特任教授の高橋世織氏による「宮沢賢治とサイエンス」。幸せについて考えぬいた賢治の世界にふれていくという。
また理科の授業では、同センター特任教授の野澤聡氏および東工大教授の橋爪大三郎氏による炭酸ガスが増えるとなぜ地球が危ないのかを学ぶ「地球を救おう!」がテーマとなっている。
参加申込は、世界文明センターのホームページまたは往復ハガキにて受け付ける。