BMW 新ブランド i、 2台のコンセプトカーで持続可能性を追求

エコカー EV
BMW i 発表イベント(29日ドイツ・フランクフルト)
BMW i 発表イベント(29日ドイツ・フランクフルト) 全 7 枚 拡大写真

BMWが新しいサブ・ブランドとして、「BMW i」を立ち上げた。今年9月にフランクフルト・ショーの開催が予定されている会場に世界中のメディアを一堂に集め、ノルベルト・ライトフホーファーCEOをはじめ、8人の取締役がすべて参加し、「i」ファミリーの先駆けとなる『i3』、『i8』のコンセプトカーを披露するという力の入れようだ。

「BMW i」ブランドでは、車両単体ではなく、開発、生産、経営、調達、といったすべての分野において持続可能性(サスティナビリティ)を追求し、「持続可能で先駆的なモビリティ・コンセプトを開発する」という。
 
i3はピュアEVであり、構造を支えるアルミ製フレーム内にリチウムイオン電池を内蔵し、リア・アクスル上に170ps/250Nmのモーターを搭載する。人口が密集する大都市での使用を想定しており、従来のBMW同様、ドライビング・プレジャーにこだわると同時に、日常での使い勝手良さ、車載コミュニケーション・システムとと外部サービスの接続、ドライバー支援、といったこれまでのBMWとは異なる方向の付加価値を探る。
 
i8は、見た目から期待される通り、持続可能なスポーツ・カーである。フロント・アクスル上に、i3と同様のモーター駆動システムを搭載し、リアに220ps/300Nmを生む3気筒エンジンを組み合わせて車両を駆動する。0-100km/hを5秒以下でこなし、EUモードで3リットル/100km以下の燃費を実現する。
 
フランクフルトショーのプレビューという位置づけで発表された2台のコンセプト・カーのうち、i3はライプチヒ工場での生産が決まっており、2013年に発売される予定だ。

《川端由美》

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