BMWの新ブランド、「i」が29日に発表した『i8コンセプト』。プラグインハイブリッドのスポーツカーという未来を見据えたモデルだ。
i8コンセプトは、前輪をモーター、後輪をエンジンで駆動。フロントアクスルに置かれるモーターは、同時に発表された『i3コンセプト』用のデチューン版で、最大出力130ps、最大トルク25.5kgmを引き出す。
一方、新開発の1.5リットル直列3気筒ガソリンターボエンジンは、最大出力220ps、最大トルク30.6kgmを発生。モーターとエンジンがフル稼働した状態では、0-100km/h加速4.6秒、最高速250km/h(リミッター)のパフォーマンスを実現する。
それでいて、燃費はコンパクトカー並み。モーター単独で最大35kmをEV走行できる効果もあって、欧州複合モード燃費は37km/リットル、CO2排出量66g/kmと高い環境性能を達成。外部電源からの充電にも対応したプラグインハイブリッド車であり、充電は約1.5時間というスピーディさが売りとなる。
このi8コンセプト、『i8』として2013年に発売される。