ガリバーインターナショナルは、2012年2月期の通期業績見通しを上方修正した。
売上高は前回予想よりも70億円増の1400億円となる見通し。ガリバー直営店の小売台数は当初の想定より小幅ながら下回る見込みだが、買取台数は当初の想定を上回る見込み。東日本大震災の影響による中古車オークション相場の上昇に合わせ、タイムリーな買取価格の設定を行うことができたことが買取台数の増加に寄与した。
収益では適切な粗利コントロールを継続的に行っていることから営業利益は、当初計画と比べ14億円増の80億円、経常利益が15億円増の80億円となる見通し。
さらに、前期にグループ会社の統合に伴う本部機能の移転・統合により発生が見込まれることから計上していた事業整理損の一部について、震災後の節電対応などに関する最近の状況から、移転・統合計画を見直した。このため、事業整理損失戻入として特別利益に約7億7000万円計上する見込みとなり、最終利益は前回予想より15億円増の50億円を見込む。