イタリアの高級車メーカー、マセラティは13日、ドイツで開幕したフランクフルトモーターショー11に、SUVコンセプトカーの『KUBANG』を出品した。
KUBANGという名のSUVコンセプトが披露されたのは、2003年1月のデトロイトモーターショーに続いて2度目。しかし今回のコンセプトカーは、ほぼこのまま市販される点が異なる。
KUBANGは、マセラティの親会社、フィアットのグループ力を総結集して開発された。まず、車台は提携関係にあるクライスラーグループ傘下のジープ『グランドチェロキー』がベース。エンジンは、マセラティを傘下に持つイタリアのスーパーカーメーカー、フェラーリから供給を受ける。このエンジンは、フェラーリがマセラティのために開発する新ユニットだ。
トランスミッションは、8速AT。もちろん、足回りのセッティングや内外装などは、マセラティが独自に開発を行い、他のモデル同様、マセラティらしい味付けが施される。
KUBANGの発売時期は、現時点では未定。マセラティは、「ハンドリングやパフォーマンスは100%マセラティ」と説明している。