フランクフルトモーターショー11で、電動スクーターの『コンセプトe』を提案したBMW。もう1台、初公開された電動バイクがあった。イタリアのハスクバーナ(HUSQVARNA)モーターサイクル社の、『コンセプトE-go』だ。
ハスクバーナは1689年、スウェーデンに設立。1903年に初のモーターサイクルを完成させる。1955年に発売された『シルバービル』が大ヒット。1959年には、シルバービルが初のモトクロス世界チャンピオンに輝く。
その後、同社のモーターサイクル部門は1986年、イタリアのカジバ社が買収。そして2007年には、BMWグループの傘下に入り、現在に至っている。
コンセプトE-goは、同社のアイデンティティともいえるハクロモリ製フレームを採用。これに、剥き出しとなったモーターを搭載する。バッテリーを軽量構造とすることで、電動バイクとしては異例の80kgに重量を抑えた点も特徴だ。
また、コアキシャルトラクションシステムは、BMWと共同開発。斬新な片側2本のフロントフォークに、アルミ製シングルサイドスイングアームも目を引く。
コンセプトE-goは、現時点ではスタディモデル。同社は、「環境に配慮しつつ、都会的で、若いユーザーが毎日乗れる電動バイクを目指す」と説明している。