イタリアの二輪メーカー、ドゥカティは10日、2012年型の次世代スーパーバイク、『1199パニガーレ』に搭載する新型エンジンの概要を明らかにした。
1199ccの排気量を備える新型エンジンは、「スーペルクワドロ」(SUPERQUADRO)と命名。その名が示す通り、ボア×ストローク値を、112×60.8mm という極端なオーバースクエアに設定したのが特徴だ。これはエンジンの高速回転化と、吸排気効率の向上の両立を狙うためである。
最大出力は、ドゥカティのツインシリンダーエンジンとしては、史上最もパワフルな195ps/10750rpmを獲得。最大トルクは、13.5kgmを9000rpmで引き出す。
またスーパークワドロには、1979年発表の『パンタ』(PANTAH)以来採用してきたベルトドライブ方式に代えて、チェーンギアドライブ方式を導入。ライダーのスタイルと走行状況に合わせて、パワーコントロールが行える「ライディングモード」も装備している。
1199パニガーレは11月10日、ミラノで開幕するEICMA国際モーターサイクルショー11で初公開される予定だ。