【ITS世界会議11】光の特性を活かしたDSSS…UTMS

自動車 テクノロジー ITS
すでに東京/横浜地区で提供されているDSSSの概要
すでに東京/横浜地区で提供されているDSSSの概要 全 3 枚 拡大写真

ITS世界会議ジャパン・パビリオンには、警察庁が推進するUTMSの展示もあった。ここで主として説明していたのが、各自動車メーカーが相次いで採用を決めているDSSS(Driving Safety Support System)。パネル展示での構成だが、ビデオはVICSセンターで見ることができた。

DSSSは安全運転支援システムのことで、ドライバーが視認困難な位置にある自動車や二輪車、歩行者を各感知機が検出し、その情報を車載装置や交通情報板などを使って提供し、注意を促すもの。感知機にはVICSでも利用されてきた光ビーコンを使い、日産自動車が横浜地区で実績を積んできた技術でもある。現在は日産だけでなく、トヨタやホンダ、マツダなどもこのシステムの導入を進めており、一部車種ではメーカーオプションナビとの同時装着が可能となっている。

取材に応じてくれた社団法人 新交通管理システム協会の専務理事 鎌田邦廣氏にDSSSの特徴は以下の通り。「DSSSが使っている光ビーコンは、光という特性上、電波よりも狭い領域での送受信ができる。そのため、車線ごとの車両管理もできるようになり、車線ごとの誘導も行えるメリットがある。現段階では車両に対する安全運転支援にとどまっているが、このメリットを活かして歩行者の人数まで判別が可能になる。その意味で、車両や歩行者を安全にサポートするには最適なシステムと考えている」

ITSスポットがDSRCによる一本化を進めていることに対しては、将来的にはシステムの変更等があるかもしれないが、現時点ではコメントする状況にないとのことだった。

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. トヨタ カムリ 新型、全車ハイブリッドに…今春米国発売
  2. シトロエンの新デザイン採用、『C3エアクロス』新型を欧州発表
  3. ジムニー愛好者必見! ベルサスVV25MXが切り拓く新たなカスタムトレンドPR
  4. トヨタ『ランドクルーザー250』発売、520万円から…特別仕様車も
  5. レゴ ブロック初心者再び! セナが愛用した「マクラーレン MP4/4」を組み立ててみたら感激した
  6. マツダ、新型3列シートSUV『CX-80』をついに世界初公開 日本導入時期は
  7. レクサス『GX』通常販売は今秋に、先行して100台を抽選販売へ 価格は1235万円
  8. パフォーマンスの新次元『ブリヂストン REGNO GR-Xlll』はブリヂストンが目指す究極のバランスに仕上がるPR
  9. ヤマハ伝統の“白×赤”カラーがついに登場!ネオレトロバイク『XSR900』2024年モデル
  10. トヨタ ランドクルーザー250 をモデリスタがカスタム…都会派もアウトドア派も
ランキングをもっと見る