現在、フォルクスワーゲングループ傘下にある英国の高級車メーカー、ベントレー。同社が、毎年1月に南米で開催されるダカールラリーに参戦する可能性が出てきた。
これは4日、自動車メディア、『オートブログ』のスペイン版が報じたもの。同メディアが独自ソースから得た情報として、「ベントレーがダカールラリー参戦を計画している」と伝えたのだ。
ベントレーとダカールラリー。全く対極にあるような印象を受けるが、この参戦計画は、フォルクスワーゲングループ内のモータースポーツ活動の役割分担と密接な関係があるという。フォルクスワーゲンは現在、ダカールラリーに『レーストゥアレグ』でエントリー。しかし2013年からは、WRC(世界ラリー選手権)に『ポロR WRC』で本格参戦する。
同メディアによれば、フォルクスワーゲンは近い将来、WRCにラリーの軸足を移し、ダカールラリーから撤退。その後を継ぐ形で、ベントレーがダカールラリーへの参戦を果たすという。
すでにベントレーは、SUV市場への参入を表明済み。この新型SUVのパフォーマンスをアピールするためには、ダカールラリーが最高の舞台になるのは間違いないところだろう。