欧州日産のワンオフプロジェクトとして誕生した『ジューク-R』。『ジューク』に『GT-R』のパワートレインを移植したスーパーSUVのシェイクダウンテストが完了した。
これは7日、欧州日産が明らかにしたもの。ジューク-Rが英国のMIRAサーキットに持ち込まれ、初のテスト走行が行われたのだ。
このジューク-R、GT-R用の「VR38DETT」型3.8リットルV型6気筒ツインターボエンジン(最大出力はデビュー当初の480ps仕様)をはじめ、独立型トランスアクスル4WDや6速デュアルクラッチトランスミッションまでも、そっくり移植。中身は、ほぼGT-Rといえるジュークである。
サーキットテストでは、ジューク-Rの高速性能やハンドリング、安全性能などを重点的に確認。プロジェクトを指揮したトーマス・デロイソン氏は、「ジューク-Rは公道走行に必要な法規を満たすモデル。今回のテストではまず、ジューク-Rの安全性を確認し、シャシーやサスペンションなどをチェックした」とコメントしている。