デンソーは13日、車用のシートクッション『クール&ウォームクッション』を、2012年1月上旬から順次発売すると発表した。「涼風機能」と「ヒーター機能」の2つを備え、オールシーズン快適な運転環境を実現するとしている。
従来のシートクッションの多くは、涼風またはヒーター機能のいずれかのみの搭載であったため、シーズンごとの交換が必要だったが、今回、デンソーが開発した新製品は両機能を搭載した。
涼風機能は、シート下についているファンがクーラーから出る冷風をクッション内に取り込み、座面や腰まで空気を送ってムレを低減。ヒーター機能は、座面に搭載されているヒーターが、寒さを特に強く感じる足回りをすばやく暖める。
新製品は、エアコンが効く前に使用できる便利さや座り心地にも工夫し、特に長時間運転するタクシーや営業車のドライバー向けの快適グッズとして開発した。
価格はオープン価格。同社では年間で5000枚の販売を目指す。