5日、インドで開幕したデリーモーターショー12(デリーオートエキスポ2012)で初公開されたインド初のスーパーカー、『アバンティ』。同車に早くも、高性能バージョン計画が浮上した。
アバンティはインドのデザインスタジオ、DCデザイン社が開発。チューブラースペースフレーム構造のボディは、車両重量が1562kg。そのミッドシップには、フォードモーター製がベースの直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「エコブースト」(最大出力240ps、最大トルク37.3kgm)が搭載される。
トランスミッションは、6速MTが基本で、6速デュアルクラッチの「MMT6」はオプション。パフォーマンスは、「最高速が250km/h(リミッター作動)」と公表されているが、DCデザイン社が「初のインド独自開発スーパーカー」と豪語するには、性能的にアピール不足の感が否定できない。
DCデザインの関係者がデリーモーターショー12で明らかにしたところによると、このアバンティには遅れて高性能バージョンを追加。心臓部には、ホンダ製のV6ガソリンエンジンをターボチャージャーで過給したユニットを想定しているという。
このホンダ製V6ターボ、排気量は不明ながら、最大出力は400psレベルを引き出す見込み。これこそ、インド初のスーパーカーを名乗るに相応しいといえそうだ。