9日、米国で開幕したデトロイトモーターショー12。ベントレーのブースの主役は、『コンチネンタルGT V8』だ。
コンチネンタルGT V8はベントレーの親会社、フォルクスワーゲンのグループ力を生かし、同グループ傘下のベントレーとアウディが共同開発した新世代V8ガソリンエンジンを搭載するのが特徴。
この新しい直噴V型8気筒ガソリンエンジンは、排気量は4.0リットルで、2個のターボチャージャーで過給することにより、最大出力507ps/6000rpm、最大トルク67.3kgm/1700-5000rpmを発生。これは、基本的に同じエンジンを積むアウディ『S6』『S7スポーツバック』の最大出力420ps、最大トルク56.1kgmに対して、87ps、11kgmも力強い。
パワフルな新V8ツインターボを得たコンチネンタルGT V8は、当然速い。8速ATとフルタイム4WDの組み合わせにより、0-100km/h加速5秒以下、最高速290km/hという優れたパフォーマンスを実現する。
それでいて、環境性能にも配慮。低負荷時に4気筒を停止する気筒休止システムを採用し、ブレーキエネルギー回生システムなども導入。ベントレーは「6.0リットルのW12気筒エンジン搭載車と比較して、最大40%燃費やCO2排出量を改善」と説明している。