デトロイトモーターショーに強烈なインパクトを放つスーパーカーが登場した。その名はファルコン『F7』。ダッジ『バイパー』のカスタムキットなどを製作するファルコンモータースポーツが手掛けたオリジナルのスーパーカーで、620hpを叩き出すモンスターマシンだ。
ファルコン社は、2011年のデトロイトモーターショーで『F7コンセプト』を出展。今回、市販版としてF7を公開した。
シボレー『コルベット』に搭載されるGM製「LS7」V8エンジンをベースに620hpにチューニング、カーボンなど軽量素材を多用し2785ポンド(約1263kg)に抑えられた超軽量ボディのミッドシップに搭載する。
0-60マイル/h加速は3.3〜3.6秒、最高速は190〜200マイル/h(約305〜322km/h)と圧倒的なスペックを持つ。
スーパーカーらしいローアンドワイドなスタイルを持つボディは、ルーフの着脱が可能でオープンスポーツとして楽しむこともできる。
ファルコン社は、「フェラーリやランボルギーニの価格は20万ドルから60万ドル。しかしF7は最大25万ドル(約1730万円)で購入できる」とコストパフォーマンスの高さをアピールする。ハンドメイドによる生産で、年20台程度を販売する計画だという。
デトロイトモーターショーではブース面積こそ小さいものの、フェラーリやランボルギーニなどいわゆるスーパーカーメーカーが出展していないこともあってか、目立ち度は抜群。海外メディアでも「デトロイトで最も熱いクルマ」などと数多く取り上げられており、注目度は高いようだ。