ホンダは、2012年の二輪車のモータースポーツ活動を発表した。2012年はFIMロードレース世界選手権シリーズのMotoGPクラスに、ワークスチームの「レプソル・ホンダ・チーム」で参戦する。
ライダーは、昨年シリーズチャンピオンを獲得したケーシー・ストーナーとダニ・ペドロサの2人を起用。マシンは、レギュレーションの変更に伴って新開発した『RC213V』を投入し、2年連続のライダー、チーム、コンストラクタータイトルの3冠達成を目指す。
また、サテライトチームにもマシンを供給し、ホンダは3チーム4人のライダーで参戦する。
Moto2クラスには、引き続きホンダが唯一のオフィシャルエンジンサプライヤーとして『CBR600RR』をベースにしたエンジンを供給する。
今年から125ccクラスに代わり導入されるMoto3クラスは、4ストローク250ccとなることから、ロードレース世界選手権は全クラスで4ストローク化される。ホンダはMoto3用マシンとして『NSF250R』を開発、販売を開始した。
また、MFJ全日本モトクロス選手権シリーズの最上位カテゴリーIA1クラスには、2011年からワークス活動に復帰した「チーム・エイチアールシー」が参戦。ライダーは、昨年のIA1クラスシリーズチャンピオンの成田亮とIA2クラスよりステップアップする小方誠が加わり、平田優とともに3人体制で参戦する。
このほか、FIMスーパーバイク世界選手権シリーズ、FIMモトクロス世界選手権シリーズ、FIMトライアル世界選手権シリーズ、新たに参戦するFIMアジアロードレース選手権シリーズなど、世界で開催されるレースで各国の現地法人とともにシリーズチャンピオン獲得を目指す。