マツダの山内孝会長・社長兼CEOは『CX-5』について、「マツダの新しい基幹モデルとなるクルマで、収益への貢献も考えて我々の将来を決めるクルマ」と、期待感を示した。
現在、マツダの基幹モデルは『アクセラ』、『デミオ』、『アテンザ』だが、同社ではCX-5を「マツダブランドの方向性を示す新しい象徴」として世界各市場に投入する。
山内社長は「CX-5の販売計画は年間16万台だが、すでに20万台を超える予約を頂いており、生産能力が足りない状況。幸先の良いスタートになった」と、出足は順調なことを強調。
また、市場ごとの目標を問われると、「詳細は公表していないが、SUV市場はグローバルで400万台あり、このうち北米のSUV市場が150万台、欧州が100万台、中国が100万台、日本が12-13万台。CX-5はグローバルで4%のマーケットシェアをとりたいので16万台」と述べた。
一方、CX-5は「インセンティブを減らすなど販売現場の改革も進める。固定販促費も低減し、グローバルのディストリビューター改革で利益を上積みしていく」と述べ、収益確保を図っていく構え。