ブリヂストンが発表した2011年12月期の連結決算は、売上高が前年同期比5.7%増の3兆0243億5500万円、営業利益が同14.9%増の1913億2100万円で、増収増益となった。
国内では震災による自動車減産の影響で、新車用タイヤは不振だったものの、市販用タイヤの販売数は前年を上回り、好調に推移した。また、海外でも市販用のランフラットテクノロジー採用タイヤやウインタータイヤが順調だった。
また、高値で推移した原材料・素材価格に対応する製品価格の改定を行ったことで収益も改善。経常利益は同21.2%増の1793億1700万円、当期純利益が同4.1%増の1029億7000万円だった。
2012年12月期の連結業績予想は、売上高が今回実績から7.1%増の3兆2400億円、営業利益が40.6%増の2690億円、経常利益が39.4%増の2500億円、当期純利益が63.2%増の1680億円とした。