【マツダ CX-5 発表】操作環境の最適化

自動車 ニューモデル 新型車
マツダCX-5
マツダCX-5 全 6 枚 拡大写真

マツダは16日、新型クロスオーバーSUV『CX-5』を発表し、同日より販売を開始した。エコだけではない、と話すのは、開発責任者であるプログラム推進本部主査の田中英明さん。

「ドライバーと同乗者がクルマと一体となって走る爽快感、そして、快適で安心感のある乗り心地など、クルマ本来が提供する楽しさを提案したい、意のままに操る歓びを提供したいと思い開発しました」

そこで、ゼロベースで運転操作の基本となる、走る、曲がる、止まる、これらの操作環境の最適化から取り組んだという。

「シートに座った状態で、右足を自然に伸ばしたところにアクセルペダルが、左足の先にはフットレストが、そして、手を自然に伸ばしたところにステアリングホイールがレイアウトされています」。また、アクセルペダルはオルガンタイプを採用。吊り下げ式よりも足首の動きに連動したアクセルワークが可能になった。

「ステアリングホイールに関しては、緊張している状態(10時10分)、通常の時(9時15分)、リラックスして運転しているとき(8時20分)、そのそれぞれの状態で最適な握りが出来るように、形状に工夫が凝らされています」

デザイン本部チーフデザイナーの中山雅さんも、「明らかにわかるのは、10時10分のところに親指を掛けるグリップが付いていることです。それ以外は、9時15分や8時20分あたりのグリップが、それぞれ適切になるように工夫しました。断面を少しずつ微妙に変えているのです。たぶん触っても違和感はなく、気づかないくらい自然です」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 多胡運輸が破産、首都高のローリー火災事故で損害賠償32億円
  2. ノンジャンル220台のマニアック車が集合…第15回自美研ミーティング
  3. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  4. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  5. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  6. 見逃せない! ホイールのブレーキダスト除去術 ~Weeklyメンテナンス~
  7. ホンダ『ヴェゼル』マイナーチェンジで3グレードに集約、納期改善へ…「HuNT」「PLaY」新設定で個性強調
  8. メルセデスベンツ『Gクラス』にEV誕生、4モーターで587馬力…北京モーターショー2024
  9. MINIに新種『エースマン』登場、航続406kmのEV…北京モーターショー2024
  10. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
ランキングをもっと見る