米国の民間調査会社、JDパワー&アソシエイツ社は15日、「2012年米国自動車耐久品質調査」の結果を公表した。乗用車カテゴリーでは全7部門中、トヨタが最多となる4部門を制した。
この調査は2009年モデルを新車で購入した顧客に、購入から3年が経過した時点で、愛車の信頼性について202項目に渡って質問。2011年10〜12月に調査を行い、3万1000名以上から回答を得ている。
調査結果は、100台当たりの不具合指摘件数を示すPPという単位を使用。このPPが少ないほど信頼性が高いことになる。
乗用車カテゴリーの各部門ベスト3は、以下の通り。
サブコンパクト
1:トヨタ・ヤリス(日本名:ヴィッツ)
2:サイオンxD(日本名:トヨタイスト)
3:ホンダ・フィット
コンパクト
1:トヨタ・プリウス
2:トヨタ・カローラ
3:ヒュンダイ・エラントラ
コンパクトスポーティ
1:サイオンtC
ミッドサイズ
1:フォード・フュージョン
2:三菱ギャラン(北米専用車)
3:トヨタ・カムリ
ラージ
1:ビュイック・ルセーン
2:トヨタ・アバロン
3:フォード・トーラス
エントリープレミアム
1:レクサスES
1:リンカーンMKZ ※同率
2:アキュラTL
ミッドサイズプレミアム
1:ヒュンダイ・ジェネシス
2:メルセデスベンツEクラス
3:ボルボS80
トヨタ自動車が、レクサスとサイオンを含めて、全7部門中、4部門を制した。とくに、『プリウス』とサイオン『tC』は、前回調査でも部門別1位に選出されており、ユーザーの信頼性の高さがうかがえる。
また、前回調査で最多の3部門を制したフォードモーターは『フュージョン』とリンカーン『MKZ』の2部門に後退。高級車のミッドサイズプレミアム部門では、ヒュンダイ『ジェネシス』がメルセデスベンツ『Eクラス』を抑えて、首位を獲得しているのが目を引く。