ホンダは20日、『スーパーカブ110』をフルモデルチェンジして3月16日から発売すると発表した。新型モデルは、中国生産とすることで、価格を従来モデルに比べ2万1000円引き下げ、22万8900円に設定した。販売目標は年間9000台。
新型スーパーカブ110は、「ニューベーシックカブ」を開発コンセプトに、世界のユーザーに愛用されるよう、実用性や経済性、快適性、デザインに加え、低価格化を目指した。
エンジンは、低フリクション技術を多岐にわたって採用した高効率の空冷・4ストローク・単気筒110ccを搭載する。低・中回転域を重視したトルク特性と減速比の最適化によって荷物積載時や登坂時の取り回しを改善した。
車体は、剛性に優れたバックボーンタイプのパイプフレームを前モデルより踏襲しながらも、フレーム剛性の見直しやホイールベースを20mm延長することで荷物積載時により安定した走行ができるようにした。
外観は、スーパーカブの伝統的でオリジナリティーのあるスタイリングをベースに、シンプル、フレンドリー、質実を表現した「丸みのある四角」をテーマにデザインした。
生産は、中国の新大洲本田摩托で行なわれ、調達から生産まで効率化が図られた。