ベントレーは5日、フォルクスワーゲングループが開催したジュネーブモーターショー12のプレビューイベントにおいて、コンセプトカーの『EXP 9 F』を初公開した。
同車はベントレーが、将来発売予定のSUVを示唆したコンセプトカー。中国を中心に富裕層の間で高級SUVに対するニーズが高まっており、ベントレーもSUV市場への参入を意識した1台を提案する。
フロントは、ベントレーのアイデンティティのグリルに、『ミュルザンヌ』を思わせる丸型ヘッドライトを組み合わせ。全体のフォルムは、大胆でダイナミック、スポーティさが追求された。
2列シートの室内を、ベントレーは「4+1」と表現。前席2名、後席2名の大人4名がけを基本に、後席中央を補助席的に使う発想だ。ソフトタッチレザーやウッド、アルミなどの素材をふんだんに使い、ベントレーらしい上質な空間に仕上げられる。
エンジンは、ベントレーの市販車でお馴染みの6.0リットルW12気筒ツインターボ。最大出力は600psを発生する。トランスミッションは8速AT。駆動方式は4WDとしている。