フォードモーターは23日、中国で開幕した北京モーターショー12(オートチャイナ12)において、新型フォード『エコスポーツ』をワールドプレミアした。
エコスポーツは2003年に発表。ブラジルで生産され、主に南米で販売されている小型SUVだ。ブラジルなどの南米市場では、累計70万台を売り上げた人気車種で、2004年からはメキシコにも投入されている。
またフォードモーターは2012年1月、インドで開催されたデリーモーターショー12に、新型を示唆した『エコスポーツ コンセプト』を出品。今回、北京モーターショー12において、その量産バージョンがデビューを果たした。
新型エコスポーツは、フォードモーターのコンパクトカー、『フィエスタ』の車台をベースに開発。主に都市部に住む若い世代をターゲットに、軽快感のあるコンパクトなSUVフォルムを構築する。
搭載するのは、フォードモーター自慢の環境エンジン、「エコブースト」。複数が用意されるエコブーストを代表するユニットが、1.0リットル直噴3気筒ガソリンターボだ。同社によると、クラスの新基準となる燃費性能を実現しているという。
新型エコスポーツは、ブラジルなどの南米だけでなく、インドやASEAN、中国など、世界市場で販売されるグローバルSUV。なお中国向けは、中国で現地生産される予定だ。